FAQ-CB005
「半収納下駄箱」についてもう少し詳しく教えてほしい
基礎外断熱・スリット断熱などの床下全体が空調されていることを条件とする住宅デバイスです。
床下ロボット収納はリビングなどの広い空間をメインの格納エリアに用いますが、廊下や玄関ホールなどの狭い空間の床下は使えません。この狭い床下空間を有効活用する住宅デバイスのひとつが「半収納下駄箱」です。
通常時は高さ1,000~1,100mm程度の低めの玄関収納。通常モードでは床下部分に500~600mm程度の拡張空間が隠れています。ボタンなどで下駄箱が上下可能になっており、拡張モードでは床下に隠れていた下駄箱の下段がせり上がります。
床下の拡張スペースは、使用頻度が低い靴(例えばシーズンオフのもの)などをしまうスペースになります。床下は室内と同じ気温と湿度となることから、湿気などを気にする必要はありません。
通常時の高さが低めとなることがポイントで、上に花瓶などを置いた場合にも、拡張モード時に天井に干渉しにくくなっています。
この半収納は、安全に配慮する必要があることから、付近に人がいない時に稼働する仕組みになり、この監視にカメラや人感センサーを用います。
半収納シリーズは多数のバリエーションが発案されています。
・半収納冷凍庫(既存の冷蔵庫の下に小型の冷凍庫を備えた昇降機設置)
・半収納全自動ゴミ箱(全自動ゴミ箱の投入口)
・半収納本棚(天井の高さまでの使い切り)
なお、下駄箱では少ない投資で大きなインパクトのある、「一部掘り下げ式下駄箱」などもあります。400mm幅程度のユニットの床下を掘り下げます。すると、下駄箱の高さ以上の長さの高枝切り鋏などが入ってしまいます。追加コストは最小限で、「なるほど」と思えるコストパフォーマンスの高い収納です。
作成日 2024/7/25
最終更新日 2024/10/9